鼻の病気|栃木県茂木町の耳鼻科ならさとう耳鼻咽喉科クリニック

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鼻の病気

鼻の病気について

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鼻はにおいを嗅ぐ機能だけでなく、呼吸器官としての大切な働きを担っています。鼻は肺や気管を守るために、吸った空気を十分に温め、加湿し、ウイルスや細菌、ほこりなどの体内への侵入を妨害して、きれいな空気を肺に送り込むためのフィルターのような役目をしています。
そんな鼻が病気にかかり、吸い込んだ空気が浄化されなくなったり、口呼吸をすることになったりすると、ウイルスや細菌がのどや肺に直接侵入してしまい、様々な悪い影響をもたらしてしまいます。

鼻がつまる、くしゃみ、鼻水が出る、においがわからない、鼻や頬が痛むなどの症状が現れましたら、早めにご相談ください。

ここでは、代表的な鼻の病気についてご説明いたします。

アレルギー性鼻炎

アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となる物質)を吸入することで、抗原と抗体が鼻の粘膜で反応し、鼻症状を起こすのがアレルギー性鼻炎です。風邪と違って、のどの痛みや熱などは伴いません。アレルギー性鼻炎(通年性)の原因は家の埃やダニの糞・死骸などです。ペットのフケやカビも原因となります。

症状
アレルギー性鼻炎の症状は、主として鼻と目に現れます。なかでも、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりが、その3大症状です。
検査
まずは、鼻炎の症状がアレルギー性かどうかを調べます。検査には問診、鼻鏡検査、血液・鼻汁好酸球(こうさんきゅう)検査などがあります。また、アレルギー性であったならば、何が原因(アレルゲン)になっているのかを調べます。
治療
アレルギー性鼻炎の症状を軽くするには、とにかく家の埃、ダニの糞・死骸、ペットのフケやカビなど、アレルギーの元にできるだけ曝されないようにすることです。こうした策を講じた上で、抗アレルギー薬の内服や鼻スプレーで症状を抑えていきます。

副鼻腔炎

鼻の副鼻腔という場所に炎症が起きる病気です。風邪の症状が現れて1週間ほどしてから、風邪に続いて細菌感染が副鼻腔に起こり、発症します。

症状
鼻汁が絶えず出てきて、よく鼻をかむ、常に鼻がつまっていて、口で呼吸をしている、いびきをかく、においがわからない、頭痛がする、などがあります。
検査
鼻鏡検査・内視鏡検査、X線検査、細菌検査などを行います。
治療
薬物療法や、抗生剤の入ったネブライザー(吸入器)などを使った処置を行います。こうした治療をしても治らない場合は、手術を行うこともあります。

鼻血

鼻、特に鼻腔からの出血のことです。医学的には「鼻出血」と称されます。

症状
耳鼻咽喉科では、鼻の中をよく観察し、どこから出血しているのかを確認します。鼻の奥からの出血の場合、鼻腔用ファイバーを用いて出血部位を確認します。血液検査などを行うケースもあります。
検査

鼻出血の大半は、キーゼルバッハ部位という場所からのものです。キーゼルバッハ部位は、鼻に指を少し入れたときに指先が内側(鼻中隔)に触れる部分です。ここは薄い粘膜でできているうえ、たくさんの毛細血管が網の目のように走っているので、ちょっと傷がつくと出血します。この出血を止めるには、親指と人差し指で小鼻をつまんで圧迫するのが、簡単かつ効果的です。

鼻血が命にかかわるようなことは滅多にありませんが、出血がなかなか止まらなかったり、それが大量だったりした場合、また鼻血を頻繁に繰り返すようなら、耳鼻咽喉科を受診してください。

成人の鼻血の原因で、たいへん多いのが高血圧です。高血圧は、脳梗塞や心筋梗塞など、命にかかわる疾患の危険因子でもありますので、血圧コントロールが欠かせません。

治療

鼻中隔彎曲症

鼻の穴を左右に分けている壁(鼻中隔)が、極端に曲がっている状態のことです。

症状
鼻がつまる、いびき、においがわからない、などの症状が出ます。頭痛、肩こり、注意力の減退、鼻血などの症状が出ることもしばしばです。アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)があると、そうした症状はさらに強くなります。
検査
「前鼻鏡」という器具で鼻孔を広げ、医師が肉眼で鼻の中を観察します。
鼻中隔が彎曲しているかどうかは、この検査をすれば、すぐにわかります。内視鏡検査やCT検査が行われることもあります。
治療
鼻づまりなどの症状がひどい場合は、鼻中隔矯正手術を行います。鼻中隔矯正手術では、曲がっている鼻中隔の軟骨・骨を取り除き、まっすぐに矯正します。手術は全身麻酔下で行い、通常約1週間の入院が必要になります。軽度であれば、局所麻酔での日帰り手術が可能なケースもあります。

嗅覚障害

鼻がつまっているわけでもないのに、鼻が利かなくなる疾患を嗅覚障害と言います。

症状
においが感じられなくなります。
検査
原因を調べるために問診、内視鏡検査、画像検査などが、また嗅覚障害の程度を調べる嗅覚検査などが行われます。
治療
原因によって、治療法もそれぞれ異なってきます。
嗅覚障害は原因によって、呼吸性、嗅粘膜性、混合性、中枢性の4つに分類できます。
呼吸性は、においの分子が嗅粘膜というセンサーまで届かない状態で、鼻づまりやアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが解消されれば、すぐに嗅覚は戻ります。嗅粘膜性は風邪ウイルスなどによって嗅粘膜、つまり、においのセンサー自体に障害が生じている状態です。薬物で治療しますが、回復しないケースもみられます。混合性は呼吸性と嗅粘膜性が同時に起こった場合です。中枢性は頭部外傷などによる神経損傷が原因で、現在のところ、有効な治療法は見つかっていません。
また、嗅覚障害の原因として多いのが慢性副鼻腔炎(蓄膿症)で、40%くらいを占めると言われます。慢性副鼻腔炎では呼吸性の障害が多いため、鼻の手術で換気が良くなれば、においの感覚も改善します。
炎症やウイルスによって嗅粘膜に障害が生じたと考えられる場合、その治療としては、神経を活性化させるために、ステロイド剤の点鼻や、神経を活性化させるビタミンB剤の内服が主になります。

こんな症状はご相談ください

  • くしゃみ
  • 鼻みず
  • 鼻づまり
  • 鼻がかゆい
  • においがわからない
  • 鼻や頬が痛む
  • 鼻血
  • いびき など

医院概要

医院名:
さとう耳鼻咽喉科クリニック
診療科目:
耳鼻咽喉科
住所:
〒321-3531
栃木県芳賀郡茂木町大字茂木1160番5
TEL:
0285-64-3341
駐車場:
当院23台、第2駐車場7台
 
9:00~12:00
15:00~18:00

[休診日]
水曜(第1・第3午前中のみ診療、第2・第4は終日休診)
土曜午後、日曜、祝日